サーフィン 初心者の原理
ショウガーエキスは、中国4川省の1部とインド南部の山間部に産する原種に近いショウガから、特殊な方法で活性成分を抽出したものです。
ショウガーエキスに炎症を抑えて痛みを和らげる効果があるのは、その活性成分である「ジングロール」を含む化合物に、炎症や免疫異常をもたらす体内物質(プロスタグランディンやロイコトリエンなど)の生成を抑える作用があるからです。
ショウガに優れた薬効作用があることは伝承的に知られており、日本には風邪の予防と治療にショウガ湯を飲んだり、捻挫や関節痛にショウガ湿布をするという民間療法がありました。
中国でもショウガの薬効は数千年前から知られており、鎮痛・消炎に用いられるほとんどの漢方薬(たとえば越婢加北湯、疎経活血湯、防已黄湯など)にはショウガ(生姜または干姜)が処方されています。
また、ショウガにはほかの薬効成分の吸収を促進する作用もあるので、実に多くの漢方薬に処方されています。
ショウガーエキスは栄養補助食品なので薬と併用しても基本的には問題ありませんが、通院中の方は医師に相談してから使用してください。
また、関節の病気というわけでなくても、年齢を重ねると運動器の機能が衰え、階段の上り下りなどの日常の動作に不自由を感じるものですが、その予防・改善にもショウガーエキスはお薦めできます。
なお、ショウガーエキスとともに、グルコサミンやコンドロイチンが関節の痛みに効果があるとして話題になっています。
関節痛・神経痛に「中国温灸」。
私は、およそ30年前に椎間板ヘルニアの激しい痛みに襲われ、その後3年近くも闘病生活を続けました。
私の提唱している自然療法は、その時に入退院を何度も繰り返した後、自分の力(自然治癒力)を高めることでこの病気を克服した体験から生まれたものです。
この闘病生活で私自身が痛みをとるために利用したのが、漢方薬や前にお話した植物性発酵食品のまこも粉末と「中国温灸」です。
灸の1種に「温灸」という方法があります。
これは皮膚を直接焼くことを避けるために、ショウガやニンニクなどの切片、あるいは味噌や塩のかたまりの上にモグサをのせて焼く方法です。
しかし、これでもかなり熱いうえに火傷をする危険もあります。
これに対して中国温灸は、棒状に固く巻いた「棒灸」の先に火をつけて、付属品の温灸器に差し込み、それを痛む関節やツボに当てて温めるというものです。
皮膚から100センチほど離れたところから温めるので、火傷の心配はありません。
棒灸には、モグサのほかに肉桂・干姜・蒼北など、経絡を整え、血液を温め、体の湿気をとる、21種類の漢方生薬が配合されています。
ツボ(経穴)を温めることの生体反応によって内臓諸器官の異常が調整され、さまざまな症状が根本的に解消されるわけです。
中国温灸のこういう作用を現代医学的に説明すると次のようになります。
血行を促進する。
血球数を増加させ、免疫力・自然治癒力を活性化させる。
炎症の広がりを抑える。
副腎の働きを活発にする自律神経を調整することでストレスを和らげる。
したがって、関節リウマチ・変形性関節症・ギックリ腰といった関節痛、神経痛、肩こり、さらには冷え症、疲労とストレス、下痢・便秘などの体調の乱れによる症状にも、幅広く役立つことが期待できるのです。
かつての私と同じように、椎間板ヘルニアで長い間苦しんでいた50代の男性に、前項で紹介したショウガーエキスと漢方薬(疎経活血湯)とともに、中国温灸をお薦めし、少なくとも3ヵ月以上続けるように言い添えました。
すると「1ヵ月ほど経った頃から薄皮がはがれるように痛みが和らぎ始めた」と報告してくれました。
そして、「温灸を腰に当てるとジワーと温まって楽になり、心身ともにリラックスできる」とたいへん喜んでいました。
自然にムリなくやせる漢方薬体温の維持など、体のさまざまな機能を維持するために使われるエネルギーを基礎代謝量といいます。
基礎代謝量は成長期に多く、年をとって体の諸機能が低下するにつれて減ってきます。
したがって中年を過ぎたら、代謝量の減少を考えて、1生懸命に運動して消費カロリーを増やすか、摂取カロリーを減らすかしない限り、常にカロリーが余った状態になります。
そして余ったカロリーは脂肪になるのです。
中年以降になると、お腹やお尻、上腕(2の腕)、首から顎などといった動かさない部位に皮下脂肪がつくのは、こういう理由からです。
皮下脂肪は目につきやすいので気になりますが、体につく脂肪はこれだけではありません。
脂肪は内臓にもつきます。
外見では太っているように見えなくても、余分な内臓脂肪をつけている中高年者はかなり多いものです。
いわゆる「隠れ肥満」です。
皮下脂肪と内臓脂肪を合わせたものが「体脂肪」で、体重のうち体脂肪の占める割合が「体脂肪率」です。
体脂肪が過剰だと、大切な水分が身体から追い出されて体内の圧力が高くなり、体中がパンパンになってきます。
すると、血管を圧迫して高血圧になったり、細胞を圧迫して内臓器官の働きを悪くしてしまいます。
こうして、高血圧症、高脂血症、糖尿病といった生活習慣病が引き起こされるのです。
生活習慣病の原因の多くは過剰な内臓脂肪にあるとされています。
したがって生活習慣病の予防・改善には、過剰な内臓脂肪を落とさなければならないわけです。
1般に体脂肪を取ることは体重を減らすことだと考えられていますが、これは誤解です。
脂肪は軽いので、体脂肪が減っても体重はそれほど減りません。
極端なダイエットをして大幅に体重が減ったとしたら、それは大事な筋肉や体に必要なものが減ったことを意味します。
そのうえ、極端なダイエットではいろいろな代謝に必要なビタミンやミネラルを補給できないので、代謝機能そのものが低下してしまいます。
ダイエットをやめると以前よりも太ってしまう「リバウンド」は、この代謝機能の低下が原因です。
したがって代謝機能を低下させずに、余分な体脂肪を落とさなければならないのです。
しかしこれは、従来のカロリー至上主義のダイエットではできません。
そこで、余分な体脂肪を減らすことができて、しかも代謝機能を活性化してくれる漢方薬療法を紹介しましょう。
使う漢方薬は、「防已黄者湯エキス錠」または「防風通聖散エキス錠」で、いずれも痩身に効果を発揮する漢方薬です。
2つの漢方薬をあげたのは、体質や症状などから「証」を判断し、その人の「証」に合った漢方薬でないと効果がないからです。
防已黄湯は、色白で筋肉が柔らかい、いわゆる「水太り」体質に合う漢方薬です。
具体的には、常に体が重く感じられる、すぐに横になりたがる、居眠りしがち、胃のあたりに張った感じがある、口の中が粘る、お腹が鳴る、体がむくみやすい、尿の量が少ない、便が軟らかい、といったタイプです。
防已黄香湯は、防已(オオツズラフジの茎)、黄1(キバナオウギの根)、北(オケラ類の根茎)、大東(ナツメの実)、生姜、甘草の6種類の生薬で処方されています。
これらの生薬の相乗作用によって、「気」が補われ、消化機能が整えられ、代謝機能を低下させている余分な水分が排出されてむくみが解消されるのです。
防風通聖散のほうは、体力が充実している、いわゆる太鼓腹の「脂肪太り」体質に合う漢方薬です。
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